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VOL.4 2011/12/10 VS 大塚商会

大塚商会はデイトリックと同様、2012シーズンからJBL2に加入するチームである。現在は関東実業団1部に所属。プレーの幅が広い#32長谷川武と#24長谷川を始め、大学のエース級の選手を擁す。前哨戦とはいえ、是が非でも勝っておきたい相手である。





【1Q・2Q】デイトリック茨城51-34大塚商会

先制点はデイトリック#11中野のリバウンドシュート。更に#7佐々木のパスカットから#14池田がジャンプシュートを決めて連続得点と出だしは好調。一方の大塚商会は内外角で#24長谷川聖が中心となり得点するが、それを上回る勢いでデイトリックが得点を重ね、1Qで14-28と14点差をつける。2Qに入っても流れはデイトリック。序盤から#3福島、#17田中のシュートでリードを広げる。だが、大塚商会も#11月野の3Pを皮切りに#24長谷川聖も連続で3Pを決めて徐々にリズムを掴み始める。更にリバウンドでも優位に立ち、デイトリックにタイムアウトを取らせる。終盤にかけては得点の取り合いとなるが、前半終了間際にデイトリック#77大金が3Pを決めてデイトリックが34-51の17点リードで後半へ。

【3Q】大塚商会怒涛の反撃開始
後半は大塚商会がじりじりと点差を詰め、接戦となった。
まずは3Q。デイトリックは開始早々立て続けにミスが出た上、大塚商会#11月野にバスケットカウントを奪われる。その後も大塚商会ペースでゲームは進んでいく。乗り切れないデイトリックはタイムアウトで立て直しを図り、その後は#17田中のジャンプシュートで持ち直したかと思われたが、流れは依然として大塚商会にあった。インサイドで#22や#32が積極的に得点を重ね、残り5分半には点差は8点となる。ここからは決めたら決め返す展開が3Q終了時まで続く。

【Q4】追い越され突き放す
4Q立ち上がり3分半で大塚商会は74-74の同点に持ち込む。デイトリックはたまらずタイムアウト。74点目の得点でバスケットカウントを得た大塚商会#32長谷川武。タイムアウト明けにはフリースローをきっちり決め、ここで初めて大塚商会がリードを奪う。だが、デイトリックも#77大金、#7佐々木らが決め返し、得点の奪い合いとなる。勝負は最後までもつれ込んだ。残り31.5秒でデイトリック2点リードの場面、#3福島が大塚商会#11月野からチャージングを奪い、この日一番の歓声が上がる。デイトリックは最後、時間を使いながら#7佐々木へパス。佐々木が打ったシュートが外れ、大塚商会はリバウンドを奪取。#5西鶴が逆転を狙った3Pを放つもリングにはじかれタイムアップ。94-92でデイトリックが勝利を果たした。

デイトリック茨城 勝利
コート上は、笑顔と安堵の表情でいっぱいだった。
序盤こそ大量のリードを奪ったものの、終盤にかけては大塚商会に怒濤の追い上げを食らった。インサイドでの容赦ないオフェンス、立て続けに決まる3P。逆転され、シーソーゲームを経験した。それでも全員のベクトルは勝利にしか向いていなかった。粘った末の勝利である。掴みたかった勝利を自分たちの手で掴んでみせた。
勝利の要因の1つは、「選手の勝ちたい気持ち」と言えるだろう。終盤に向けては、選手の鬼気迫る迫力に息を飲むほどだった。スポーツにおいて戦術が大切であり、勝敗を左右するものであることは言うまでもないが、「勝ちたい」という気持ちもまた勝利にとても大事なものだということを教えてくれた試合だった。

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【Interview:#3福島孝太】


―試合を終えて。
「めちゃくちゃうれしいですね。相手が大塚商会だったということも、うれしい要因の1つです。あとは、ほっとしています。色んな選手の入れ替わりがあったり、コーチが不在になったり、色々と環境が変わった中での試合だったので、始めはうまくいくかとても心配でした。僕はコーチ不在の中でキャプテンになって、練習メニューを決めたり、メンバー決めたり、責任を持ってやらなければいけないことが増えました。試合中も、ただ勝ち負けを考えるだけではなくて、その場で『この組み合わせはどうかな?』とか、『今は大事な時間帯だから誰を出したらいいかな?』とかを考えなければなりませんでした。そういう状況でやっていたので、正直うまく回せるか心配でした。要するに、相手だけに集中できない状態ということですから。頭をフル回転させてやっていたので、その中で勝てたことは本当に大きいですし、本当にほっとしています」

―ゲームプランは?
「前半はこっちの思惑通りでした。3Pを捨ててインサイドを抑えようという話で、相手がファウルを立て続けに犯してコートから出て行ってくれました。あとは、外から気持ちよく打っていこうと。前半で50点取れたことは大きかったですね」

―チームについて。
「今いるメンバーでやってくしかないと思うので。今まではセンターがいないから負けただとか、環境のせいにしがちだったことが悪い影響になっていたと思います。でも今は言い訳できない。それに、一人ひとりの自覚とか役割が明確になってきたんですよ。だから、それぞれが『自分がやらなきゃ』っていう気持ちになっています。それによって、チームとしてのプレーの幅が広がってきたように思えます。今までは臨機応変ばかりだったけれど、そういうのがなくなってきた。チームプレーでやっていかなければならないという意識が前よりも芽生えたと思います」

―ジムラッツ戦後、「今後は1試合を通してコンスタントに得点ができるようになりたい」とおっしゃっていましたが、今日はそれができていた印象です。意識していましたか?
「はい、意識していました。ジムラッツ戦は、最後の方に連続して決めたけれど、所詮それは水物。ただ、今日は1試合通して常に同じリズムで打てていて、最終的に20点ちょっと取れました。とてもよかったと思います。ガードとしてのゲームプランの中では今日は一番いい働きができたと思っていますし、自信になりました。『こういう風にやっていけばいいのかな』という手ごたえも感じられました」


【Interview:#1浅野崇史】
―試合を終えて。
「うれしいというより、肩の荷が下りたという感じです。安心した、ほっとしたという気持ちが強いです。負けも続いていたので。さすがにまた負けるのは厳しいと思っていましたし…。ただ、相手が大塚商会だったので厳しいとは思っていました。でも、どうしても負の連鎖を断ち切りたかったんです、今日は!」
―試合は最後、逆転されて逆転し勝利を掴む展開になりました。
「試合中盤までは『行けるかな』と思ったんですが、うちの若さが気になっていました。終盤に追いつかれたときはさすがに『まずいなー』と思いました。でも、僕たちは僕たちのプレーをやるしかないし、やりきろうっていう開き直りがあったので、それがいい結果に繋がったと思います」
―試合中の浅野選手と役割というのは?
「点を取ってくれる選手はいるので、僕は取れるときに点を取ろうというスタンスでいます。でも雰囲気が悪くなったときや得点が停滞しているときには取りに行こうかなと思っています。チームが慌てないように、対処の仕方を中心になって引っ張るのではなくて、遠回しにやっていけたのがこの試合だったと思います」

―インサイドでもかなり攻め気を見せていましたね。
「今日は気持ち入っていたので、ガンガンいってやろうかなと。あとは個人的な話なんですが、高校時代2年の時のインターハイで相手の#32長谷川選手にボコボコにやられたんですよ…(苦笑)昔の悔しさを思い出して自分のモチベーションにしていました!上手い選手とやると燃えますね。相手が強くてうまいと集中できるというか」
―今後の課題は?
「練習通りいかなかったところがありました。もうちょっと練習やってきたことを試合で出せるようにしたいですね。練習のための練習になっていては意味がないので。試合に使う勇気を持てるように。そうすればもっと強くなると思います」


Editor Pari


 
 
 


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